2011-11-01
日本経済新聞(夕刊) 9面
ネットバンキングは、パスワードが盗まれると深刻な被害を想定される。このため金融機関の中では、使い捨ての「ワンタイムパスワード」で、セキュリティー向上や不正取引防止に努めるところもある。
三井住友銀行の場合、通常は、ユーザーに契約者番号や乱数表を記載した「暗証カード」を配布。ユーザーは利用時に、乱数表で銀行側が指定する数字などを入力する。
これに対し「ワンタイムパスワード」は、希望者に有料でキーホルダーのような形のパスワード生成機を貸与。生成機の画面に表示される6けたの数字を入力する。数字は1分ごとに更新され、同行のホストコンピューターとリンク。仮にパスワードの数字が盗まれたとしても、1分後にはその数字が使えなくなるので、不正アクセスを防ぐ仕組みだ。
同行のこの方式のユーザーは「現在数万人」。このところネットを巡る不正な手口が相次ぎ明らかになっていることもあり、「申し込みが増えている」という。
